小児科に勤務してきた看護師が育児のために離職することはあります。忙しい職場が多いため、育児との両立が難しいと考えてとりあえずは育児休暇を取るものの、やはり復職も難しいと感じて退職してしまうこともあるでしょう。しかし、子どもが少し育ってくると育児に追われることがなくなってきます。
そのときに、小児科のクリニックを近隣で探して再就職することは珍しくありません。キャリアがあるために採用されやすく、近隣のクリニックにすれば通勤に時間を取られず、家庭でいざという事態が起こったときにもすぐに帰れます。働きたいと考えてきた看護師にとって離職後の働き方としてよくあるものです。そこで新たにやりがいを見出すこともあり、近隣にクリニックを選んだのが功を奏しています。近所の親子が診療を受けにきてくれることがあるからです。
知人の子どもの看護ともなると緊張しますが、治療をしっかりと行えれば感謝されるのは確かでしょう。治療に携われたのが嬉しくなって、やりがいが生まれてくるのです。また、それによって近所の人からもよく知られるようになり、ネットワークを広げて生活を充実させることもできるようになります。親にとって子どもは大切なものであり、病気のときに助けてくれる看護師だと思ってもらえることで人気が高まるでしょう。それがきっかけになって近所の人から信頼される看護師となり、その期待に応えようとやりがいを持って働くようになるのです。